なぜ業界最大手を辞め、IT業界に挑戦したのか?〜脱建設業界〜

未経験IT転職の体験談
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はじめに

キャリアチェンジを考える際、現在の仕事に対する不満や将来のビジョンがその原動力となることが多いと思います。私もその一人です。建設業界の最大手で働いていたものの、その仕事に対する不満や将来への不安が徐々に大きくなり、最終的に今あるものを捨てる勇気を持ってIT業界でより充実したキャリアをてにするために転職することを決意しました。

この記事では、私がなぜ建設業界最大手からIT業界へとキャリアチェンジを果たしたのか、そしてその過程で感じたことや学んだことをお伝えします。現在の業界・職種で悩んでいる方や、IT業界への転職を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。


建設業界での不満と疑問

私は大手の建設コンサルタントとして働いていました。業界最大手というネームバリューは確かに魅力でしたが、実際に仕事をしていく中で、いくつかの問題に直面しました。

  1. 業務内容に興味が持てない
     建設コンサルタントとしての日々は、厳格に定められた基準に従い、同じような作業をひたすらこなす日々でした。作業者としての役割に過ぎず、仕事に意味を見出すことができませんでした。常に「人間がやらなくてもいいのでは?」という疑問を感じ、仕事に対するモチベーションがどんどん低下していきました。
  2. 残業に依存した収入
     2年目で年収は600~700万円に達しましたが、実際は長時間の残業代がその大部分を占めていました。私は「生産性や本質を大事にしたい」と考えていたので、このような働き方は自分に合っていませんでした。限りある人生の時間を長時間労働に捧げ、ストレスを感じる毎日に疲れ果てていました。
  3. 職場の人間関係のストレス
     最大手企業ということもあり、多くの優秀な人材がいると期待していましたが、実際にはコミュニケーション力が低い人が多く、仕事中も高圧的な態度やマウントを取るような態度が目立ちました。生産性の低さを目の当たりにし、さらにストレスが増す日々でした。
  4. 建設業界への関心が薄いことに気づいた
     いくら一生懸命働いて人生を捧げても満足感が得られないことに気付き、ついには建設業界そのものに対して関心がないことを悟りました。後になって、同じ悩みを抱えている同期が多いことを知り、退職前に気づいていればと感じたこともあります笑。周囲からは憧れに見えるような最大手であっても裏側を見ると実に不満が多いことが分かり勉強になりました。先輩も含めてほぼ全員がずっと続けるつもりはないと言っていたが強く印象に残っています。

IT業界へキャリアチェンジを決意した理由

次に、なぜIT業界へとキャリアチェンジを考え始めたのか、その理由についてお話しします。

  1. 彼女からの指摘がきっかけ
     最初にIT業界への転職を真剣に考え始めたきっかけは、彼女からのフィードバックでした。彼女から「わざわざ国立の院を卒業して、業界最大手なのに給料が安い」「芋っぽい人が多い」「たぶんあなたがいる場所じゃない」と指摘され、改めて自分のキャリアについて考え直すようになりました。本音を言うと指摘された時は私のコミュニティを否定された気分ですごく腹が立ちました。しかし、時間を置き冷静に言葉を受け止めると客観的で的を得た発言であると思い、この指摘が心の中に私の本当の想いやキャリアの理想などを問いかけるきっかけとなったのでした。結果的に彼女には感謝しています笑
  2. IT業界への興味と時流への対応
     元々、好奇心旺盛な私は、常に最新技術や時流に乗った業界で働きたいと感じていました。IT業界は技術の進歩が速く、成長の機会が多い業界です。さらに、市場価値を高めたいという私の価値観にも合っており、IT業界でのキャリアチェンジが自分にとって最良の選択だと確信しました。未経験転職だと短期では減収しますが長期的に考えると、年収面では大きく期待できると考えました。ちなみにエンジニアはじめIT業界の方からは転職するたびに年収が数百万上がるという話をよく聞くので、時流に乗った需要の高い人材になることは高年収を目指す上で重要であると考えていました。
  3. 働き方の自由度に惹かれた
     IT業界のリモートワークや自由な働き方、生産性重視の風土にも大きな魅力を感じました。スーツを着る必要がないという点や、効率重視の仕事スタイルは、無駄を嫌う私にとって理想的な環境でした。スーツは着心地が悪くリラックスできないのも好きではありません。。

キャリアチェンジの準備と転職活動

IT業界への転職を決めた私は、まず準備に取り掛かりました。

  1. 書籍での知識習得
     まずは書籍を活用して、IT業界に関する知識をしっかりと身に付けました。7冊ほど読んで、業界の基礎知識や転職に役立つ情報を学び、判断軸を形成しました。自分のペースで学べる書籍は、転職活動を進める上で非常に有効な手段でした。
  2. 転職エージェントとコンサルタントへの相談
     また、転職エージェントやキャリアコンサルタントにも相談しました。現場のリアルな声を聞くことで、IT業界への理解を深め、転職の方向性を決めることができました。14社のエージェントを利用し、その中から自分に合った担当者を見つけることが、成功につながった要因の一つです。
  3. 企業研究や面接対策
    • ここではとりあえず割愛します。

転職後の変化と成果

IT業界に転職してから、私のキャリアと生活は劇的に変わりました。大きく成長できる環境で働けることに喜びを感じ、以前の職場では得られなかった満足感を日々実感しています。

  1. 市場価値の向上
     データサイエンティストとしてのキャリアをスタートしてから、私の市場価値は急速に高まりました。データサイエンスのスキルは、希少性が高く、かつ多くの業界で活用できるため、転職後は20代で残業なしでも年収600万円に到達できるポテンシャルを持つようになりました。以前の職場では、長時間労働がなければ得られなかった報酬が、今では効率的な働き方で実現できています。
     さらに、データサイエンスのスキルは汎用性が高く、どの業界でも応用が利くため、自分の興味や時流に合わせて柔軟にキャリアを展開できる強みがあります。好奇心旺盛な私にとって、好きな分野に挑戦できる自由は大きな魅力です。例えば、現在AIやビッグデータなどにも挑戦しており、さらには汎用性の高いスキルを持ってその都度に興味がある業界に自在に飛び込める可能性を持っていることが、自分のキャリアに対する大きな希望をもたらしています。
  2. 生活の質が向上
     転職後の最も大きな変化は、生活の質が格段に向上したことです。前職では、月60時間以上の残業が常態化していたため、プライベートな時間がほとんどありませんでした。しかし、今ではほぼ定時に仕事を終え、自分の時間をしっかり確保できる生活スタイルを手に入れました。
     その結果、趣味や自己研鑽に時間を割けるようになり、心に余裕ができたことで、人間関係もさらに良好になりました。彼女との関係も、私自身がストレスから解放されたことで、より深い信頼関係を築けるようになったと感じています。これまで、仕事中心の生活に追われていたため、こうした「自分のための時間」を持てる喜びが、転職後に初めて実感できました。
  3. やりがいと成長の実感
     IT業界に身を置くことで、日々新しい技術や知識に触れる機会が増え、仕事に対する意欲も大きく高まりました。前職では、ルーチンワークが中心で、作業をこなす感覚が強かったのですが、今の仕事では、毎日がチャレンジの連続です。特に、データサイエンスの分野は技術革新が激しく、学び続けることが求められるため、その分成長のスピードも早く、自分がどんどんスキルアップしていることを実感できます。
     また、現在の職場では、自分の成果がダイレクトに評価される環境にあり、それが私のモチベーションの源にもなっています。頑張った分だけ評価され、ポジションや待遇にも反映されるので、常に自分の成長が楽しみです。新しいスキルや知識を活かし、クライアントの課題を解決することは、まさに私が求めていたやりがいそのものであり、日々の業務が楽しくて仕方ありません。

まとめ:建設業界からIT業界へのキャリアチェンジの意義

建設業界最大手からIT業界へキャリアチェンジするという決断は、簡単なものではありませんでした。しかし、今ではその選択が正しかったと確信しています。IT業界は、私の価値観やライフスタイルに合っており、充実したキャリアと生活を送ることができています。

もし、現職に対して疑問や不満を感じている方がいれば、キャリアチェンジを検討することをお勧めします。特に、興味のある分野や市場価値を高めたい分野に挑戦することで、より充実した人生を手に入れることができるでしょう。

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